2008年09月12日
【2008年09月12日】マゴチ釣法持論 『釣り方編その1』
マゴチ釣法持論、今回はいよいよ釣り方編です。
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前回の マゴチ釣法持論 『道具編』 では私の使っている竿やリール、仕掛けの紹介をしたけど、正直マゴチは道具の善し悪しよりも釣り方が重要な釣りだと思います。釣り雑誌とか見ても基本的な釣り方は書いてあるのだけど、どうしてそうする必要があるのか、という突っ込んだところまでは書いてないんだよな~。それを理解することが大事なんだけど・・・。
なので今回はその辺りについて私の持論を書きます。でも持論だからね、もしかしたら間違ってる点もあるかもよ。まあ参考程度に読んで下さい。
今回はまず「アタリを出す」まで。「アタリが出る」じゃなく「アタリを出す」ですよ。
ハッキリ言ってここが一番重要です。アタってからのやり取りも大事だけどそれ以上に
アテてナンボ、食わせてナンボ
です。食わせなきゃ始まらないんだからね。
*** アタリ出すまで編 ***
まず乗合船のエサとしてはハゼ・メゴチ・エビ類がありますがどれも釣り方は一緒と考えて問題ないです。
基本的な釣り方として、仮に船長からのオモリの指示ダナが底から1mだとした場合、オモリが着底したら糸フケを取り、道糸のマーカーで1m分オモリを上げます。いちいちリールから糸の出し入れをするのではなく、竿先を水面まで下げた時にオモリが着底、竿先を水平に戻した時に丁度オモリが1m上がるようにタナ取りし、後はこれを頻繁に繰り返すだけ。実際にはタナもそのタイミング・その場所で変わってきます。船長が基本的なタナを指示しますので、それに従いましょう。
ちなみにリールから糸を出し入れしてタナ取りしてると微妙な初期アタリに気付きません。静かに竿先を下げて底を取り、そしてまた静かに竿先を上げてタナに合わせる。こんな感じです。
ポイント①
ハゼ・メゴチエサの場合、仕掛けは最初から2組用意してそれぞれ予めエサを付けてしまい、両方ともバケツに泳がせておきます。そして流し替えの時などに仕掛けごと交換し、エサを交代で使うんです。仕掛け編でスナップを付ける、と言ったのはこの為。
これはね、1匹のエサでずっとやってるとエサも疲れて弱ってしまい、その結果マゴチの食いが悪くなるからなんです。そこで少し頑張ってもらったところで選手交代させ、バケツで休ませてやると回復するんですよ。
ポイント②
基本的にマゴチはエサを追いかけ回す魚ではなく目の前に来たエサを食う魚だと思います。でありながら胴の間でも釣れるのは、実は船中みんなの仕掛けが微妙に違うポイントを通過しているから。船長はそれを計算して船を流しています。特に濱生丸はスパンカーの角度調節を頻繁に行ってみんなにアタリが行き渡るように配慮しているのが分かりますよ。
更にマゴチはヒラメのように跳ね上がって底から離れたエサに飛びつくことは少なく、基本的には海底から10cm20cm程度までの範囲のエサにしか反応していないと思います。つまりはタナ取りが命、ということ。またフィッシュイーターはリアクションバイト(反射食い)をするということ。これらを理解しておく必要があります。
先程頻繁にタナの取り直しをする、と書きましたが具体的に私は「5秒に1回」タナを取り直します。
船長も水深が変わるからマメにタナを取り直せ、と言います。でもね、真の理由は水深の変化じゃないですよ。
~ 5秒に1回タナ取りの真の理由 ~
マゴチ釣りはタナが命、と書きましたが、具体的には海底から5cm10cm程度上をエサが泳いでいるのが最も理想的だと思います。エサが底ベタでも浮きすぎでもダメです。基本的なタナは船長から指示がありますが、実際はハリス長とかは微妙にズレがあるのでこのベストな位置にエサが漂っている保証はないんです。そこでゆっくり竿先を下げ、そしてまたゆっくり竿を上げることを常に繰り返すことで5秒に1回は必ずそのベストな位置にエサを通してやれることになるのです。
しかもタナ取りを繰り返すということはエサもじっとしていられないということ。バケツの中でもそうですが糸を引っ張ると暴れますよね。あれを海底で演出してやるんです。フィッシュイーターはじっとしているエサには見向きもしなくてもそれが動いた瞬間に反射的に口を使うものです。
船はゆっくりポイントを流れていますからマゴチの目の前を通過するのに5秒は掛かります。その5秒の間にタナ取りをすることにより確実にマゴチのハナ面にエサが漂う瞬間を作ってやり、更にそのエサがマゴチの目の前で暴れれば・・・
もう納得頂けると思います。これで食わなかったら諦めるしかないですね~。
それと! 以前に釣行記の中でも書きましたが、船長から基本的な指示ダナは出ていても実際に釣っていて潮が速くなってきたなぁ~って感じた時、または船長が船を引っ張るように少し大きめに動かした時、こういった時は当然道糸が斜めになりますよね。
こういう瞬間はチャンスです。すかさずタナを低めにしてみましょう。このように道糸が斜めになっている時は仕掛けも引っ張られる形になっている為、エサはオモリのほとんど真横に流れていると思われます。周りの人はエサが底から離れてしまっているのでアタリが出ない、自分はウハウハ、ってことが起こります。是非お試しを。
さあ、そうやって一生懸命タナ取りを繰り返してたら違和感が・・・そう、待望のマゴチのアタリです。アタリはタナで待っている時ではなく、竿先を上げ下げしている時に出ることが多いですよ。
ってことで次回は最終章、アタってからの駆け引き、掛かってからのやり取りについて書きます。
ここまで読んで下さっている方、小出しでスミマセン。また次回もよろしくお願いしますね~。
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- by ケンケン
- at 13:30
comments
雷でPC壊れてたもんで久々にお邪魔したら、素晴らしい内容がアップされていて嬉しくなりました。
船長が引っ張っているときにも棚を下げるってのはやってませんでした。なるほどさすがです。今度やってみます。
時々ちょっとハゼやサイマキを上に持ち上げて無理無理泳がせてから棚を合わせるってのもやってます。やりすぎるとヘタっちゃいますけどね。
最終章楽しみにしています!あ~濱生行きたいっ!!
爆釣妄想さん>そう言って頂けると嬉しいです。最終章は結構普通になっちゃうかも?ですがまた読んで下さいね。
ところでしばらくアップされないなぁと思ってたら雷ですか・・・ウチもテレビとケーブルチューナーやられました。参っちゃいますよね~。