2008年07月20日
【2008年07月14日】一郎丸 マルイカ船 『後編』
さてさて船は鴨居沖から探索を始め、久里浜港の目の前で最初の投入。水深15m。
潮は薄濁りでイイ感じ。
直ブラで開始して早速数杯はゲットしたのだけど・・・
イカ小さすぎ!!
中には単三電池並のようなヤツまでいる状態・・・。
イカは確かにいるんだけどねー、これじゃアタリが分からんのよ!
何でイカが小さいとアタリが分からないのか?ここでちょっと最近理解してきた理屈を。
直ブラ・直結仕掛けの場合のマルイカのアタリって、基本的には
①竿先が一瞬フッと軽くなるような超微妙なアタリ
②竿先が僅かに沈む(モタレる)ようなアタリ
③竿先がビクン!と引き込まれるような明確なアタリ
の3段階の順番で竿先に出るものだと思います。更にこの理由を説明すると、
①釣り番組の水中映像を見るとマルイカって真横または斜め下からスッテを抱こうとします。特に斜め下から勢い良くスッテを抱いた時には、エダスの遊びがほとんどない直ブラ・直結の場合、勢い余って一瞬イカが仕掛け全体を持ち上げる形になり、それが竿先が一瞬軽くなるアタリとして出るワケですね~。
但しこれは結果的にイカが仕掛けを一瞬持ち上げる形になった時にだけ出るアタリなので、必ず出るものではないんです。また、50号以上のオモリを使っている時などは、ほとんど竿先に出ません。これはイカが勢い良くスッテを抱いてもオモリの重力に負けちゃってるから仕掛けが持ち上がらず竿先に出ないってことだと思うのですよ。
つまりイカが極端に小さいとオモリがいくら軽くてもこのアタリは出ないってこと。
逆にこれを確実に察知して合わせられれば、イカがスッテを抱いた瞬間なだけにほとんど掛かります。
②イカはスッテを抱いた後、僅かな時間は抱いたままでいるのでこれが竿先にモタレるアタリとして伝わります。このアタリは単純にオモリの重力+イカの重さによって出るものなので道糸を張っていれば大抵分かります。しかしこれもあまりにもイカが小さいと重さがないだけに分からないことがあるのですね~。
尚、このタイミングで合わせればまだ掛かります。
③イカが異変に勘付いて逃げるアタリなので竿先にはハッキリ出ます。これはさすがにイカが小さくても分かりますね。しかし竿先にアタリが出た時にはイカは逃げた後なんだから当然合わせても掛かりません。
さて話は戻って今日はイカが小さすぎて分かるアタリってほとんど③だけって状態。これじゃアタリを取って掛けることはほぼ不可能・・・。
ならば!タイミングを計って空合わせで掛けるしかない。
イカのいる気配はあるのでタタキを多めに入れ、一瞬静止、タイミングで空合わせ。しかし空合わせだと足に掛かってしまうことも多く掛かってもバレルことバレルこと・・・。
もーオツマミでお腹一杯っす・・・ヘ(´o`)ヘ。

えー今日のタックル・・・いつもと同じ画像だろ!って突っ込まれそうですが実はね、竿が違うのだ。
上が「TICA WAVE 165HS」。
ハイ、またまたマルイカ竿、新調しちゃいました~。
え~とカミさん読んでないだろーなぁ・・・。
下は最近の定番「シマノ 幻風 15-180」。
TICA WAVEについて結果から言うと、先ずは竿尻が長すぎ!バランスが悪くて叩きにくくてしょうがない。ただこれは短くしたら改善しそうだから加工しちゃうつもり。
それと竿先の調子としては、オモリ40号くらいまでならオモリ負荷の小さい幻風の方が良い感じ。ある程度水深があって60号とかだったら良いかも?
今回は何せ竿尻が気になってほとんど使わなかったので加工後に再レポート予定です!
それと!今回は初の直結ブラにしてみました。直結にしたのは一番上のスッテのみだけどね。ミッドスッテ48のウィリー巻きを剥がしてケイムラハダカ状態にしたものを使いました。
でも今回これに乗ったのは1回だけ。まあ、もうちょっと使ってみないと何とも言えないね~。

予報と違って晴れてたので沖干しにしてみましたよ。実は自分で作るの初めてなのです。
一郎丸は最初から洗濯バサミがブラ下がってるので楽ですな~。帰ってから食べたらメチャ旨よ!
結局今日の流れとしては、朝一の久里浜港前。その後一度だけ少し沖合に移動し、ブッこみ一発でまあまあサイズの2点掛け、しかし群れの動きが早いみたいでそれだけ。その後は再度久里浜港前に戻ってその一帯で通す感じでした。
中盤ノリが悪い時間もあったのだけど終盤はまたポツポツアタリ、数えてみれば32杯。なんとまたまた竿頭でした。大勢乗ってたのにね。
ってことで今シーズンは
一郎丸で竿頭で始まり竿頭で終わる
ことが出来ました。
ただね、今日掛けたのは60杯くらいはあったんだな。とにかくバラシまくり・・・。来年に課題を残す釣行だったね~。
来年やってみることとしては先ずは道糸をPE1号にすること。今まで2号を使ってきたけど更に微妙なアタリを取る為には当然ながら有効なハズ。オモリも軽く出来るしね。メガセンサーかなぁ、高いんだよね~。
それと浅場なら左ハンドルのリールでやってみることかな?やっぱカワハギと同じで利き手で竿をコントロールした方が良いからね。
さて2年目のマルイカ、今シーズンはだいぶ色々なことが分かってきたので、来シーズンはより進化したレポートをお届け出来るかと思っとります。上記で記述した理屈も含めて 釣法持論編 にマルイカを追加出来る日も近いかな!?
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- by ケンケン
- at 15:03
comments
そうかぁ!
アタリの出方とイカの行動については気付いていたんだけど、
イカのサイズとオモリの関係には気付かなかったなぁ!
そりゃそうですよね。
40号で釣った時は何か楽しく釣りができたんだけど、アタリが出やすいですもんね。
俺も来年は1号試してみます。
しかし、連続竿頭凄いですね。
そんなに通ってるわけではないのに。
一郎丸って常連さん多いのに。
笑えるのは写真のスッテ上のバージョンの一番左から4番めまで私と全く同じなこと。
なのにこの釣果の差はへこむなぁ。
竿15号負荷なんですか?
そんなに柔らかいほうがいいの?
その辺よろしかったら教えてください。
爆釣妄想さん、ありがとうございます。
オモリは軽ければ軽いほど伝わってくるアタリは増えますよ。
ただオマツリばっかりしてては話にならないので混み具合との相談ですね。
竿は15号負荷のマゴチやシロギス用なんですが、この幻風は他の同負荷のマゴチ竿とかよりは少しだけ硬い感じです。オモリ40号くらいまでなら一般的なマルイカ竿よりも全然良いと思いますよ。30号でやれればベストですけどね。
その辺の上州屋に売ってるので是非調子を見てみて下さい!
こんばんは・・・
明日は、ケンケンさん情報を基に、一郎丸に行ってきます。
釣り物はフグですけど・・・
ただ、今日のHP情報みたら近場は潮が速くて苦戦の状況なので、明日は大貫、竹岡方面に行くとか・・・それじゃ、わざわざ船橋から鴨居まで行く必要は無いんだけど・・・でも、気持ちはもう鴨居だし、明日は火曜で浦安は定休日なので、まぁイイっか。
KOBIさん、ありがとうございます。
貴ブログにもカキコしておきましたが、ホントフグのいるところKOBIさんあり!って感じになってますね。
遠出した甲斐があった~っていう釣行になると良いですね。また釣行記楽しみにしてますよ~。